駐車場で感じる自分の心の狭さ

混んでいる駐車場を利用しているときに、手荷物をいったん車におこうと思って、自分の車に近づくと、駐車場の空きを探している人から「出ますか」と聞かれることがあります。どうやら大荷物を持って歩いている私をみて、こっそりとついてきて、声をかけるようなのですが、こっそりついてくるというのが、なんとなくいやらしい感じがして、つい「でません。」といじわるっぽく答えてしまいます。
昨年までオートバイで買い物に行ったり田畑を見回ったりして便利に使っていた母。八十四歳になる。家族はみな心配してオートバイに乗る事に反対した。母も乗らないと宣言。ところが間もなく中古の電動スクーターが家に届いて大慌て。試乗する母の姿をハラハラしながら家族は見守る。電動スクーターは安全だと思ったのか何日か家に置いていたが、それから何日もしないうちに警察に免許証を返納しに行った。
 東日本大震災後もマグニチュード(M)7クラスの余震が相次ぎ、14日午前8時現在5回を観測している。大きな地震が起きると岩盤が不安定な状態となる。それを解消するために周辺で起きる、最初の地震より小さな地震を一般的に余震と呼ぶ。時間がたつほど回数は減るが、本震の規模が大きいほど期間は長くなる。M9級の巨大地震は日本では未知で、余震がいつまで続くのか、専門家でも明確な答えはない。

 政府の地震調査委員会の阿部勝征委員長は、11日の会見で「M9.0の超巨大地震が、今後どういう推移をたどって余震が減るか分からない。1、2カ月ではなくて半年程度は様子をみないといけない」と述べた。同委は、東日本沖の長さ500キロの余震域以外でも、房総沖などの海域でM7〜8級の地震が誘発される可能性があるとしている。

 過去に世界で起きたM9級の地震の余震活動はいつまで続いたのか。東京大地震研究所によると、東日本大震災の本震と同じプレート境界型のスマトラ沖大地震(04年12月、M9.1)の場合、これまでM7以上の余震が6回発生し、直近では本震の5年半後にM7.5の余震が起きた。余震域の外でも、本震の3カ月後には同じプレート境界沿いでM8.6の地震が発生した。地震研は「余震かどうかの見解は分かれるが、04年12月の影響を受けたことは否めない」とする。一方、1960年のチリ地震(M9.5)ではM7を超える余震は本震後1カ月に3回起きただけだった。

 いつ起きてもおかしくないとされる東海地震などへの影響はないのだろうか。名古屋大の田所敬一准教授(地震学)は「3月11日の地震が引き金となって東海、東南海地震が近付くという影響はほとんどない」と話す。

 田所准教授は東日本大震災の本震で、東海、東南海地震の発生が想定されるプレート境界で地震が起きる力が増したか試算した。その結果、今回の地震で加わった力は、東海地震が約100年に1度発生するまでにためるエネルギー量の0.1%程度だった。田所准教授は「今回の地震が引き金にならなくても、東海、東南海地震はいずれ起こる。さらに備えをしてほしい」と話す。

 島崎邦彦・東京大名誉教授(地震学)は終戦前後の1940年代に東南海地震(44年、M7.9)▽三河地震(45年、M6.8)▽南海地震(46年、M8.0)▽福井地震(48年、M7.1)など被害を伴う大きな地震が連続したことを例に、「大きな地震が連発することは過去に何度もあった。同様なことが今後あってもおかしくない」と注意を促す。【八田浩輔、須田桃子】

【関連記事】
<東日本大震災>宮城県沖海底24メートル移動 海保が観測
【ニュースがわかる】巨大地震
【津波ドキュメント】津波 静寂 街消えた=釜石市・沢田幸三さん撮影
<東日本大震災>被災地への義援金の主な受け付け窓口
<東日本大震災>余震域外で地震活発 気象庁が備え呼びかけ


 【モスクワ大前仁】ロシアのソユーズ宇宙船で6月初めに国際宇宙ステーション(ISS)へ向かう宇宙飛行士の古川聡さん(47)が13日、モスクワ近郊のガガーリン宇宙飛行士訓練センターで公開訓練を行い、記者会見した。東日本大震災で被災した住民に対し、「夜明けが来ない夜はない。諦めないで、キープ・スマイリング(笑顔を絶やさないで)と伝えたい」と話し、約6カ月のISS滞在中に被災地住民との対話したいという考えを披露した。

 公開訓練では訓練船を使い、ソユーズを打ち上げた後に宇宙空間で徐々に高度を上げていく操作を確認した。古川さんが乗船するソユーズは、昨年10月に就航した最新型の「TMA02M」。操作機器が高性能になって操縦が簡略化されたうえに、船が軽量化され、より多くの機材を搭載できるようになっている。古川さんは「信頼性が高い乗り物で、中身も近代化されており、乗船することにワクワクしている」と語った。

【関連記事】
福島第1原発:避難苦? 飯舘村102歳男性が自殺
天皇陛下:皇居で種もみまき
記者の目:カダフィ政権と戦うリビアの町=藤原章生
東日本大震災:医療費、国が負担 住宅全半壊など
東日本大震災:電気・水なし、栄養不足も 避難所で格差


 東日本大震災の被災地に、常用の薬や通常時の医療はまだまだ十分には届いていない。多くの医師が応援に入っているが、専門分野は多岐にわたり、身近でベストの医療が受けられるとは限らない。薬も、中断しては危険なものから中断したほうがよいものまでいろいろだ。被災地の患者たちはどのようにして自らの身を守ればいいのだろうか。

 薬全般に詳しい浜六郎医師 (NPO法人医薬ビジランスセンター理事長)は、インターネットや専門誌「正しい治療と薬の情報」で、医師向けに緊急情報を発信している。役立ちそうなポイントは――。

■中止したほうが安全なケースも

 浜さんは、被災地の医師らが「降圧剤やコレステロール低下剤などが不足しているので心配」などと話しているのを聞いて驚いた。浜さんの分類では、コレステロール低下剤は「中止しないと危険な薬」になる。コレステロールは肝臓で作られるが、食料・栄養不足状態ではその材料も不足し、コレステロールや関連物質も減少する。さらにコレステロールを下げる薬を使うと免疫機能が低下し、感染症に弱くなる。薬の一時的な停止によるマイナスは少ない。中止した方が安全だ、という。

 危機的な状況・環境では血圧が上がり、血液を多く送る機構が働くが、降圧剤はそれを妨げ、やはり免疫力を落とす。大動脈瘤や心筋梗塞を起こした人などには不可欠だが、多くの場合は「中断しても大丈夫な薬」と考えてよい。

 逆に「必須の薬」は、糖尿病患者のインスリン、甲状腺ホルモン剤、中断でショック症状が出るステロイド剤、抗結核剤、気管支喘息の薬、モルヒネなどの痛み止め、心不全や不整脈の薬、急性感染症の抗生物質などだ。

 離脱症状があるため「中断は危険な薬」はステロイド剤のほかにもある。抗不安剤、抗けいれん剤、抗うつ剤、パーキンソン病薬、大量服用の場合の睡眠薬などだ。

■自分の薬をよく知っていれば安心

 いったん中断して薬が届いたような場合、「再開時に注意が必要な薬」もある。ショックの可能性のある抗結核薬のリファンピシン、少量から徐々に増やしたほうが良い抗うつ剤や甲状腺ホルモン剤などだ。

 「絶食で危険な薬」というのもある。統合失調症や三環系うつ病薬などは体の脂肪組織に蓄積されており、食事量が不足して脂肪が使われると、薬が血液中に出て高濃度になってしまうという。

 「中断しても大丈夫な薬」は、合併症のない人の降圧剤のほか、花粉症、認知症、肝臓病、インスリン以外の糖尿病薬、骨そしょう症薬、ビタミン剤などだ。

 応援の医師が個別の病気をすべてよく知っているとは限らない。患者やその家族が、日ごろ飲んでいる薬の分類や効能を理解しておくことも大事な震災対策だ。

医療ジャーナリスト・田辺功

【関連記事】
大震災救援シンポ、医療の立場から : 2011/04/11
消費税アップなら医療が崩壊する 「損税」になる制度の不公平訴え : 2011/04/05
公的機関の災害時ツイッター活用 経産省など指針作成 : 2011/04/04
人気グラビアアイドル・紗綾 「15歳のすべて」見せます : 2010/05/07
「うつ病」休職社員が「ハワイ旅行」に行っていた : 2009/04/14